人狼ブログ るる鯖最強の狼から見た、人狼理論

人狼ゲームの戦術についてまとめておきます。るる鯖メインですが、他鯖でも使える考え方がたくさんあるとおもいます。

【るる鯖】狼対狐の戦い方

狼は狐に勝てないのか

人狼ゲームの性質上、特殊なルールがない場合狼が狐を殺す牙はありません。

村陣営は狐を占う、吊るなどして殺すことはできます。

しかし狼陣営は狐をかみ殺すことはできず、吊りを決める権利は村が握っています。

じゃあどうするねん

基本的にどうしようもないことのほうが多いです。

狼は村が狐を処理した後に村を殺す、これが王道なのですから。

その王道を進むにはどうするのか…

そう!

信用勝負!

これが俺たちの生きる道だ!

【悲報】信用勝負は村陣営が有利な模様

特にるる鯖ではそうです。

占い文というメタ要素があるので狐がある配役では信用勝負すると村が有利です。

もっと言うと、そもそも偽の内訳を提出するわけですからどこかで齟齬が出たり、平和を出して縄が増えたり〇を投げすぎたりすると両視点追いとかで詰められます。

ということで俺たちの生きる道は閉ざされました。

村陣営と狐を両面で戦うのはキツイ

3陣営ゲームってそういうものですけどね。

ある程度敵陣営同士が戦力を削り合ってくれないと勝機を失いがちです。

じゃあ狼は狐には勝てないってことなのか?

否!断じて否!

 

 狼陣営が狐を殺す術

キーマンは狂人

 狼陣営が狐を殺そうと思ったら必要となるのが、狂人・教信者の存在です。

飽和に貢献せず、狼陣営として狐に票を入れられる存在である彼らこそが狐を殺すための最終兵器なのです。

にもかかわらず、真狂などで真を噛みぬいたり、村が占い決め打ちで真占いを吊った途端「あー俺の仕事は終わった」と言わんばかりにやる気を無くす頭の悪い狂人がいます。

馬鹿かお前は!

っていつも思います。

お前の動きは背徳だろ!

信用とったり護衛を奪って、真占いを殺してお前に縄使ってたら狐が楽になるだけなんだよ!

狐を殺す戦術

https://ruru-jinro.net/log5/log460361.html

まずはこのログをご覧ください。

見るべきところは4日目夜(7人状態の夜)の会話です。

状況が12B、狼2匹生存、狐がグレーに生存しているのが狼から見えている、それに伴い占い3の真狂狼が狼目線確定、真占い吊り済み狂人生存が狼目線確定

という、そんなにはない状態ではあるんですが

大雑把に言うと「狼陣営半PP状態、狐把握」という状況です。

この状態で、狼陣営全票が狐に投票できれば引き分け以上が確定します。

そして、村+狐陣営が狼陣営の誰かに投票を合わせられなければ狼陣営の勝利となります。

ここに中々のドラマがあるわけですね。

なぜなら「どっちの陣営に理解してない馬鹿が多いか」競争になるからです。

狼陣営が有利なのは少なくとも狼同士の意志疎通はできるわけですから、人狼だけでも票を合わせることは先の展開を予測していればできることです。

強い狼になるためには、こういった状況で相方に的確な指示を出せるかも重要です。

 

  • 昼時間ギリギリに同時に狐を言うことによって、狂人に狐位置を教え、村+狐陣営がどっちの狼に投票したらいいかを決めさせない

上記のログの4日目夜に話されている内容がこれです。(実行はされていません)

少なくとも引き分けは担保できる戦術ですが、村側が先に投票先を決めていた場合使用できません。

そんな状況滅多にないだろうという意見

ぶっちゃけ配役によって違うと思います。

例えば6人生存の昼で「人狼陣営半PP、狐生存、狐把握済」という状況は12Bではよく起こり、17Aではあまり起こりません。

理由の一つが狐と狂人の生存率です。

12Bの場合は11人中6人の生存者まで両者が生き残ることと、17Aの場合16人中6人の生存者まで両者が生き残ることを比べれば生存率に差があるのはわかると思います。

二つ目の理由が12Bが奇数スタート、17Aが偶数スタートだからです。

半PPとは偶数でしか起こらない状態ですが、狐を把握した上で半PPとするには少なくとも1回平和を出すことが条件です。

奇数回の平和で偶数とするには奇数スタート、偶数回の平和で偶数とするには偶数スタートですので、平和回数1回で偶数になる奇数スタートのほうが「人狼陣営半PP、狐生存、狐把握済」となりやすいです。

12Bと17Aの比較とは別に人狼半PP狐把握済という状況に影響するのは、狂人・狐が占いを騙る頻度もあります。

狂人・狐が占いを騙りやすい配役は終盤の生存率が下がるので、この状態になりにくいです。

 

12Bの狼で勝率を上げようと思ったら「狼対狐」の感覚が必要で、17Aの狼では「狼対狐」の感覚はあまり必要ではありません。

個人的な意見ですが、12B狼役職時の狐をどう駆除するかが17A狼より楽しいところだと思っています。

村さえ倒せばいいくらいの感覚で17A狼で勝てているプレイヤーが12B狼でうまく勝てないのはこの差があるのかなと思います。

また、主要配役の中で最も「人狼陣営半PP、狐生存、狐把握済」という状況になりやすいのは14D猫ですので14D猫の狼配役で勝つにはより「狼対狐」の研究は欠かせないと思っています。

 

消極策として平和出しまくって村に忖度するっていう手はあるけどね…

今まで書かれてきた、狐に票集めて無理くり吊っちゃおうぜ戦法以外だと、狐を噛み続けて縄を増やして、わざと村に勝ち筋出して

「ほら、狐→狼で吊れば村勝てるだろ、狐吊って俺(狼)と勝負しようぜ」と誘う手はあります。

例えば12B最終日2グレーだとするならば、12Bの平均勝率は村約44.4%、狼約33.3%、狐約22.2%程度ですので、狐を脱落させて村50%狼50%で利益を分け合おうと村に忖度するわけですね。

ただ、あくまでこの挑戦状を受けるかどうかは村にオプションがあるので、狼側からすると不利な状況だけ勝負を買われることになりがちです。

さらにいうと平和を出して5人の状態にしても、最終日戦う予定の村が柱COをしだすと「柱してないほうが狼じゃん」だとか、それを考えてせっかく縄を増やして勝負したいのに自分も柱COするといった、訳の分からない状況になりがちです。

もっと言えば上記の「狼半PPで狼陣営全票を狐にぶち込めば負けは無し」ということを考えれば、負けがどうしても残る村に忖度戦法はできるだけ使いたくない手段です。

 

狐殺しのキーマンは狂人だということをわかってくれたかな?

ここまで読んでいただけたのなら、ある程度は理解していただけたと思います。

狐が生きていて、真占いを殺して村を弱体化させたのなら、狂人は全力で狐を探さないといけません。

狂人は村人よりもずっと見える情報は多いので、その情報を活かしてどこが狐かを敏感に察することが重要です。

狂人が狼と息を合わせて狐を殺すことができれば、狼にとってこれほど心強い味方はいないのですから。